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夏の庭におすすめ!「サルスベリ」の魅力。秋の紅葉にも期待!

2024.10.08

設計室 古西美加理

 日中はまだ暑さを感じる日もありますが、ようやく秋を感じられるようになりました。今年の夏は本当に暑かったですね。そんな中、街路樹やお庭でよく見かけるサルスベリが、目を楽しませてくれました。緑がいっぱいの景色も素敵ですが、その中で鮮やかに咲くサルスベリを見かけると、嬉しくなります。サルスベリは、夏の花の少ない時期に長く咲き続け、庭を彩ってくれる木です。季節の移ろいを感じながら、夏から秋にかけて花を楽しみたい方におすすめのサルスベリについてご紹介します。

サルスベリの名前の由来

 “樹皮が剥がれ落ちて樹肌がツルツルになり、サルも滑り落ちてしまう“という事から、サルスベリ(猿滑り)と名付けられたと言われています。

 また、別名の「百日紅(ヒャクジツコウ)」は、花が咲く時期が7月~9月で、およそ100日間、紅紫色の花を咲かせることにちなんでいます。

サルスベリの特徴

 サルスベリは、中国原産の中高木の落葉広葉樹です。初心者でも育てやすい木です。

長く花を楽しむことができ、秋には紅葉も楽しむことができます。

花の色は、赤、ピンク、白などがあります。

8月29日の誕生花

 サルスベリは、829日の誕生花になっています。しかし、調べてみると、829日以外にも複数の日に誕生花として選ばれています。花の開花時期や見ごろで決められることが多く、国や地域などによっても異なり、同じ花が異なる日にちに誕生花として指定されることがよくあるようです。

本社にも赤色のサルスベリが植えられています。駐車場から玄関までの道にあり、毎日見かける木です。

 今年は710日、気づけばサルスベリが咲き始めていました。

 7月17日の様子です。だいぶ咲いています。

 そんな時、ちょっと一服、コーヒーを飲もうと何気に手に取ったミルクのパッケージに、サルスベリが829日の誕生花だと書かれていました。「今咲いているサルスベリの花が、その頃まで咲いているのだろうか?」と思いましたが、こちらが830日の様子です。

綺麗に咲いています。

 この時期、通勤途中のお家の庭にもサルスベリを見かけます。よく見かけるのはピンク色の花が多いです。本社の木はたくさん剪定してあるのもあってか、お花は少な目ですが、道路沿いの木はたくさんお花を咲かせていて、まだまだ楽しめそうです。

 10月2日、本社の木はもう咲き終わりのようです。通勤途中の庭木のお花も少なくはなりましたが、まだ可愛らしいピンクのお花が咲いていました。本当に長い期間お花を楽しめるのだなと思います。

サルスベリの実

 淡い緑色から熟すと暗褐色になり殻が避けて種子が現れる

 

サルスベリの幹

 サルスベリの幹は、樹木の成長に伴って古い樹皮が剥がれて下のスベスベした幹肌が出てきます。

手が届かず触れませんでしたが、見た目はツルツルしていて、猿も滑りそうな感じです。

 

サルスベリのお手入れ

 サルスベリの特徴として、「生長がやや早く萌芽力もあり、強い剪定に耐える」と図鑑にありました。

本社のサルスベリは、冬の時期にビックリするぐらい、バッサリとカットされています。

「こんなに切ってしまって大丈夫⁉」「夏にお花がちゃんと咲くのかな?」と心配になるほどです。

ですが、そんな心配はなんのその。いつも夏には綺麗なお花を楽しませてくれます。

2月 剪定後

サルスベリの剪定時期は落葉期の11月~3月となっています。

 

サルスベリの足元には

 サルスベリの足元には、ヒペリカム・ヒドコートとアガパンサスが植えられています。

 

ヒペリカム・ヒドコート

 キンシバイの園芸種で中国原産の半常緑低木です。大輪金糸梅(タイリンキンシバイ)とも呼ばれています。6月~7月に梅の花に形が似ている黄色のかわいらしい花を咲かせます。

アガパンサス

 同じく6月~7月に紫色の存在感のある花を咲かせます。

 花火のようなパァっと華やかな、それでいて上品なお花です。
南アフリカ原産、ヒガンバナ科(旧ユリ科)アガパンサス属の常緑性多年草です。ヒガンバナ科というように、ヒガンバナにも似ていますね。

花の色は、青紫、白、複色があるそうです。
私はここで見るまでアガパンサスを知りませんでしたが、気づくと色んな所で見かけます。

2つとも特にお手入れをしなくても毎年綺麗なお花を楽しませてくれます。黄色と薄紫の花が可愛らしく、毎年咲くのが楽しみなお花です。

 

サルスベリの紅葉

 サルスベリは秋になると紅葉することが知られていますが、実は毎日通っている道に植えられているにもかかわらず、紅葉の時期をしっかりと観察したことがありませんでした。写真も残っていないため、今年の秋こそは改めて紅葉の様子をしっかりと見て、写真を撮影してみたいと思っています。

 緑の葉が赤や黄に変わるそうで、庭や街路樹として季節の移ろいを感じさせてくれるそうです。これからその姿を楽しみにしています。紅葉の時期になったら、またその写真をアップしますので、ぜひご覧くださいね。

 

まとめ

 サルスベリは、夏の庭を彩るのにピッタリな庭木です。その特徴は、花の咲く期間が長いことです。7月から9月頃にかけて、赤やピンク、白など鮮やかな花を咲かせ、夏の花が少ない時期にも庭を華やかに演出してくれます。さらに、秋には紅葉も楽しめるため、1年を通して庭に変化をもたらしてくれる存在です。

サルスベリの樹肌はツルツルしており、「猿も滑り落ちてしまう」ということに由来するユニークな名前が付いています。また、強い剪定に耐える木であり、剪定を行うことで樹形を整えながら、毎年美しい花を楽しむことができます。そのため、初心者でも育てやすい木としても知られています。

 夏の庭でお花を楽しみたいと思われる方は、サルスベリを選んでみてはいかがでしょうか。

《関連ページ》
サルスベリ (3年前の8月上旬の開花の様子です。)

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