「竈」・・この字を何て読むか解りますか?
リノベーション部 岩崎善浩
「竈」・・この字を何て読むか解りますか?
「かまど」と読みますがご存知でしたか。
どういうものか実物を見られたことは?
私の家にも約40年前位までは有ったような?いや、有りました。
何せ田舎の茅葺屋根の家でしたので・・・
当時の炊事場は土間でそこに流し台・調理台(タイル張り)が有り部屋の真ん中に「竈」(こちらの方では“おくどさん“と言っていました)が有りました。
「竈」は赤飯を蒸したり、餅を搗くときにもち米を蒸すのに使ってたと思いますが、何かの時に竈で炊いたご飯の美味しかったことは覚えています。
私も手伝ったことも有りました、中に溜まった灰の掃除と火の加減を見ることを。
流石に普段は炊飯器でしたが、現在でも竈で炊いたご飯の味に近づけた炊飯器がどのメーカーからも販売されていますよね。
今思えば竈は簡単な材料で造られた最高の調理器具だったのでしょうか。
土や土から作られたレンガとタイルでできていたように思います(自然素材ですね)。
そんな懐かしい「竈」が有りました。本社近くに有る詩人の、「坂本 遼」の生家に。
私が何時も補修工事等でお世話になっている建物です。築150年は経っているとの事です。
どうしても直せない傷みは有るものの、日本建築の良さでそれだけの年数が経っていても、屋根の補修だけでここまで耐えてきています。
これからも携わって行かせていただこうと思いますので宜しくお願いします。
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