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軒の長い住宅のメリット・デメリット

2021.09.30

住宅営業部 平尾幸司

 

最近の住宅でキューブ型の軒の無い建物が増えているようです。軒ゼロ物件と言われています。スタイリッシュなデザインが若い世代に人気があるようです。また初期工事費も抑えられることも、普及する要因になっていると思います。

当社では、よほどお客様のご要望がある時、敷地環境や法令的な斜線制限がある場合を除き、軒が長い住まいをお勧めしています。

その理由は
・雨が当たりにくいので外壁が汚れにくい→メンテナンスサイクルが長くなる
・夏の日差しが和らぎ、室内温度の上昇を抑える→ランニングコストを下げる
・軒下空間を利用できる
・雨漏りリスクを下げる
・外観に奥行きが生まれ立体感が増す
等のメリットがあります。

一方デメリットは
・建築コストが高くなる
・家が狭くなる
等があります。

 

 

計画地が密集地や狭小地でなければ、コスト的には数年後には確実に元が取れますし、他にもメリットの方が大きいので、庇のある家をお勧めします。

1階の屋根(下屋)の軒を1.0m以上確保するには、地面に柱を立てることで施工できます。2階の屋根(大屋根)の場合はどうするか…

宝塚モデルハウスは大屋根の南東角の軒をできるだけ長くとるため、外壁から斜めに支柱を張り出して支えています。

この部材を頬杖(ほおづえ)といいます。

 

この部材が、外観を個性的な魅力を一層引き立てています。機能的かつデザイン性を考慮した住まいですので是非、実物をご覧いただければと思います。