ニッチ特集：住まいを彩る小さな工夫とデザインアイデア
ニッチとは、壁の一部をくぼませて作る小さな収納や飾り棚のことです。限られたスペースを有効に活用し、家の中にアクセントを加える素晴らしい方法です。玄関やトイレ、キッチンなど、ちょっと置けて取出しやすい、さらにスッキリさせたいと思ったことはありませんか？今回は、ニッチの魅力やデザインアイデア、取り入れる際のポイントについて詳しく紹介します。ニッチを設けたけど、あまり使わなかったという事がないように、ライフスタイルに合わせて必要な場所などを検討してみてください。
ニッチの魅力
ニッチは、スペースを有効活用できるだけでなく、インテリアに個性を加えることができる魅力的な要素です。装飾品や小物を飾るスペースとして利用することで、部屋の雰囲気を一変させることができます。また、機能的な収納スペースとしても活躍します。
ニッチのデザインアイデア
1.玄関ニッチ
玄関にニッチを設けることで、家の第一印象を華やかに演出できます。季節の花やアート作品を飾ると、訪れる人々に温かみを感じてもらえます。
入り口付近にニッチを設けることで、カギや小物類の収納スペースを確保できます。
そのほか、スリッパの収納など。
スリッパニッチ：スリッパを省スペースでスッキリ収納、サッと取り出せるので便利です。オープンタイプや、隠したい方には扉つきや間取りによっては玄関収納側に設けるのもいいです。
2.キッチンのニッチ
キッチンにニッチを設けると、調味料や小物の収納に便利です。使いやすさと見た目の美しさを兼ね備えたキッチンを実現できます。
レシピ本置場にもなります。
ニッチ内にマグネットボードやホワイトボードを取り付けることで、レシピや買い物リスト、家族のスケジュールなどを書き込みやすくします。また、マグネットでメモやお便りを貼り付けることもできます。
3.リビングやファミリースペースのニッチ
リビングの壁にニッチを作り、お気に入りの本や雑貨を飾るスペースにすることで、部屋全体が洗練された印象になります。
ファミリースペースでは、お子様が手に取りやすい低い位置のニッチに絵本を置くのもいいですね。カウンターの上にあると、文房具や小物が置けて机が広く使えます。
4.スイッチニッチ
スイッチやリモコン類をまとめてスッキリ収納できます。
5.洗面のニッチ
洗面台の上や横にニッチを設けて、洗剤やハンドタオルなどの日常的に使うアイテムを収納できます。また、鏡の横に小さなニッチを設けて、化粧品や歯ブラシなどを収納することも可能です。
扉をつける・つけない は暮らす人の使い勝手にもよります。来客が多くて隠したい方は扉つきに、出し入れをスムーズにしたい方はオープンに。
また、洗濯機の横に設けると洗剤などを置くことができます。
6.トイレ
トイレットペーパーの収納場所としても使えます。扉つきにすれば、お掃除道具なども隠せます。
7.寝室
ヘッドボードの周囲やベッドサイドにニッチを設けて、読書灯や目覚まし時計、スマートフォン、メガネなどを置けます。
ニッチを取り入れる際のポイント
ニッチを取り入れる際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
1.サイズと位置
ニッチのサイズや位置は、部屋の用途やデザインに合わせて決めることが重要です。大きすぎるとスペースを圧迫し、小さすぎると実用性が失われます。
2.照明
ニッチに照明を取り付けることで、飾るものをより美しく見せることができます。間接照明を利用すると、雰囲気が一層引き立ちます。
3.素材と色の選び方
ニッチの素材や色は、部屋全体のデザインと調和するように選びましょう。壁と同じ素材や色を使うことで、自然な仕上がりになります。
背面だけクロスの色を変えたり、板張りやモザイクタイルなど違う素材を変えたりしてもアクセントになりおしゃれです。
4.実用性とデザインのバランス
ニッチはデザイン性と実用性のバランスが重要です。飾るものや収納するものの用途に合わせて、最適なデザインを考えましょう。
縦長にしたり、円弧にしたり、カウンターや棚を入れるなど。
まとめ
ニッチは、住まいに個性と機能性を加える素晴らしい要素です。ニッチを設けたけど使わなかったなと思うこともあるかもしれないので、暮らしに合わせて必要な場所やサイズなど検討しながら取り入れてみてください。
今回紹介したデザインアイデアやポイントを参考に、皆さんの家づくりに少しでも役立てれば幸いです。
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