巨匠建築家の理念を継承した、
理想の住まい。
近代建築の三大巨匠のひとり、フランク・ロイド・ライト。
有機的建築と呼ばれる彼の理念を具現化した住まいが、「オーガニックハウス」です。
彼が70年にわたって生み出した建築概念を抽出し、流行に左右されず、何十年経っても愛される理想の住まいをつくります。
FRANK LLOYD WRIGHTフランク・ロイド・ライト
1867年にアメリカで生まれたフランク・ロイド・ライトは、91歳で亡くなるまでの約70年間、精力的に数々の建築を手がけてきました。日本における彼の作品としては、帝国ホテルやヨドコウ迎賓館、自由学園明日館が有名です。彼が設計した住宅のすばらしさは、建築後100年経っても人が住み続けていることからわかります。
これは、彼が生涯をかけて唱え続けてきた「有機的建築」が、長年を経ても色褪せないことの証明でしょう。フランク・ロイド・ライトが提唱する「有機的建築」は、無機質になりがちな現代において、より人間的な豊かさを提供してくれる建築思想なのです。
建物の高さを低く抑えることで、安定感を醸し出します。深い軒は建物に奥行きを与え豊かな陰影を、室内においては安心感を生み出しています。リズミカルに連続する窓と水平ラインを強調した伸びやかで美しい外観は、他にはあまり見ないデザインでありながら、街並みや周りの環境に溶け込むデザインです。
大きく張り出した庇とウッドデッキの間の空間は、連続する天井いっぱいまでのガラス窓を通じて、中と外がつながり、部屋を広く見せると共に、屋外を部屋の一部として取り込むことで、室内に居ながら自然を感じることができます。また、自然素材にしかないぬくもりや質感を味わっていただける無垢の床や漆喰の壁など、デザインだけでなく健康や住み心地を考慮した家づくりをしています。
流れるようにゆるやかにつながる空間。天井いっぱいまでの開口は、天井面が連続して見えることにより空間の連続性を強調します。壁で仕切るのではなく、出入口や通路は絞り込み、リビングは大きく開放、天井高さでも緩急をつけることにより見せ場となる空間をさらにドラマチックに演出しています。
日中は自然の光をたっぷり取り入れ、夜は太陽光にもっとも近い最小限の明かりを取り入れるように設計しています。大きな開口部や高窓からの自然光は、計算された壁の配置により反射光を拡散、夜は天井や壁面を照らす間接照明の柔らかな光が、落ち着きのある、居心地のいい空間を作り出しています。
曲面をもつ半円形の壁は、外観のアクセントになり、内側では中にいる人を優しく包み込む安心感を与えます。内への求心力も相まって、自然と家族が集まる落ち着きのある空間を作ります。また、大きさのバランスによっては、思考力や集中力を高める「籠り感」が得られます。心地よさや落ち着きを醸し出せるよう独自のデザインコードに基づいて設計しています。